2008年10月13日

疲労回復〜精神的な疲労とは

それでは疲労回復を考える上で、精神的疲労を見てみましょう。

みなさん、現実社会の実感として、精神的な疲労というのは、なかなか簡単には取り除けないと言うのが率直な感想ではないかと思います。なぜでしょう。

どうやら近年わかってきたことでは、精神的疲労は主に大脳旧皮質あるいは視床下部あたりの「古い脳」を疲れさせているらしいそうです。それに対し、物事を判断するなど理性的・論理的な思考能力は「新しい脳」の大脳新皮質あたりで行われるようですが、ここは意外に疲れにくいようです。本能や感情をつかさどる「古い脳」が、さまざまな情報が飛び交う現代の情報化社会に対応できず、悲鳴を上げ、疲れているのが実情のようです。

本能などをつかさどる「古い脳」は、太古の昔からあります。歴史が長いので、昔からの自然界からのストレスにはかなりの程度対処できるようです。しかしながら、その「古い脳」は、まだ歴史のとても浅い現代文明からの大きなストレスにはとても対処・処理しきれないと考えられます。

特に近年、IT革命の余波を受け、やれ「インターネットだ」、「携帯電話だ」、やれ「電子マネーだ」と、非常に多くの情報が飛び交う社会になってきました。また最近の情報の特徴は、目に見えにくく、その概念を頭で考えることを強要するカタチが増えてきていると思います。電子マネーの氾濫などその典型でしょう。こうなってくると実は古い脳だけではなく「新しい脳」も疲れてきているかもしれません。
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本来なら、その「古い脳」に適切な休息を与えれば、精神的な疲労回復するはずなのですが、実際にはなかなかそううまくもいかない。恐怖や心配事、様々な悩みで夜も眠れない(休息できない)ケースも多いかと思われます。
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2008年10月14日

疲労回復法〜精神編 その1 「快感」

疲労回復を考察してみると、精神的な疲労回復法のその1として、「快感」がキーワードになると思います。

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これは何かと言うと、精神的な疲労というのは、なかなか取り除けない状況であると思います。

なぜかと言うと前述したように、精神的疲労は主に「古い脳」を疲れさせている。本能等をつかさどる「古い脳」が、現代の情報化社会に対応できず、悲鳴を上げ、疲れている。「古い脳」は太古の昔からあるので、自然界からのストレスには強いが、現代文明からの大きなストレスには処理しきれない。

本来なら「古い脳」を休ませれば、精神的疲労も回復するはずだが、実際そうもいかない。恐怖や心配事、様々な悩みが「古い脳」を占拠し、眠れない日々を送ることもあるかと思われます。

そこでまず第一弾として、「古い脳」に「休息」ではなく、「快感」を与えてやるのです。「快」の追求とでも言いましょうか・・・。悩みに悩んで疲弊した古い脳に、「休みなさい」と言うのではなく、「快感」という栄養を与えるのです。

この快感は本能的なものが良いでしょう。たとえば、うつ状態で気分が落ち込んでいる人に、美味しい焼肉とうまい酒を与える。もともと焼肉が好きな人なら、精神的に追い込まれていても、うまい焼肉料理で少しは幸せな気分になるはずです。この幸せな気分が重要で、最近の研究によれば「幸せな気分」が免疫力を多少なりともアップさせるそうです。

「快食療法」、「五感療法」で有名な横倉恒雄医学博士も、「快」の重要性を説いています。

1.「禁止の禁止の法則」――こうしなければ、こうあらねばと自分を禁止・抑制することをできるだけしない→大脳新皮質の負担を減少
2.「快の法則」――自分にとって心地よいことをひとつでも始める→大脳旧皮質の回復
(「脳疲労に克つ」、横倉恒雄、角川SSC新書、2008年6月10日第2刷、53-54ページ)

精神的な疲労回復には、まず自分にとっての「快(快感)」を取り入れることから始めましょう。

※イラスト・素材の一部は、「イラスト工房」の素材を利用しています。
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2008年10月16日

疲労回復法〜精神編 その2 「癒し」

疲労回復を検討する上で、精神的な疲労回復法のその2として、「癒し」がキーワードになると思います。

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これは何かと言うと、前述のその1の「快感」で、ある程度、精神的な疲労・悩みが小さくなったと思われます。もちろん疲労や悩みが無くなるわけではありませんが、「快感」の力で脳の中の「疲労・悩み」が小さく押し込まれた状態です。

しかしながら現実に、脳に「快感」を永遠に与え続けるわけにもいきません。そこでプラスカテゴリーの「快感」に対し、反対のマイナスカテゴリーの「癒し」の出番になります。

脳の中で小さく押し込まれた「精神的な疲労」ですが、第2弾の「癒し」パワーでその疲労や悩みを薄めましょう。目的は「精神的な疲労」をリセットし、脳の一部をいったん白紙に戻し、脳を休ませ、休息・睡眠を充分にとらさせることです。

精神的な「癒し」になればよいのです。たとえば、気持ちのよい足指マッサージとか、ほっとする温泉旅行、森林浴、釣り、バーベキュー、リラックスできる音楽、面白い落語、涙が止まらない感動映画などなどが考えられます(個人的には焚き火に癒しを感じます。火を燃やすのは動物と人間とを分けた原点ですから・・・)。

この「癒し」に関しては、昨今ブームですから、きっと自分にあったものが見つかるでしょう。癒された脳は、精神的な疲労・悩みが薄まり、白紙に近い精神状態になり、心地よい睡眠をもたらすでしょう。

精神的な疲労は完全に取り除かれたわけではありませんが、精神的な疲労回復はある程度可能だと思われます。そして日々、バランスの取れた精神状態を取り戻すことを繰り返すことで、疲労回復しやすいこころとカラダを得ることができると思います。

※イラスト・素材の一部は、「イラスト工房」の素材を利用しています。
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2008年10月17日

疲労回復〜精神疲労には定期的な休息が必要

疲労回復のメカニズム上、精神的な疲労、すなわち脳の疲労には適度な休息(癒し)が必要です。いや「必須」です。

脳の疲労のメカニズムは、筋肉の場合と似ていて、すなわち乳酸が蓄積されるそうです。脳も筋肉と同じように、使い続けると乳酸がたまるのです。ちなみに脳はそのエネルギー源としてグルコースしか使いませんが、グルコースが代謝されるとやはり乳酸が作られます。

この乳酸をあまりたまらないように、適度な休息(癒し)が精神的な疲労回復には必須です。早めの休息が必要で、できれば30分に1分の休憩、あるいは90分経ったら最低10分程度の休息が強く望まれます。また最近よくいわれる昼寝の効用ですが、昼寝を15分ほどすると、午後の作業効率が上がるとの指摘もあります。ちなみにここでいう適度な休息とは、「定期的な早めの」休息を意味しています。

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ここで問題なのは、脳はそれ自身が疲れているのを感じにくい仕組みになっていることです。これは脳自体に疲れを感じ取る神経(感覚神経)が通っていないことから来ています。目の疲れや肩の凝り、頭痛など脳の疲労と思われる症状が出ますが、これは脳自体の疲労とは違います。目の疲れは眼内筋の疲れだし、肩の凝りは肩の筋肉の痛みです。また頭痛(偏頭痛)は血管の壁や脳の膜に走っている神経からの痛みです。

よって脳それ自体は疲れ(痛み)を感じない(感じる神経が走っていない)のです。だからこと意識的に定期的に休息をとる必要があります。

もし休息(癒し)をとらず無理を重ねると、脳の血管障害(脳梗塞など)が発生するケースもあります。文字通り、命にかかわる事態に陥る可能性があります。

とにかく精神的な疲労は、ダイレクトに感じる神経が存在しません。精神的な疲労回復をするには、意識的に定期的な適度の休息(癒し)が必要です。

※イラストの一部は、タカミコーポレーションフリーイラスト集の素材を利用しています。
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2008年10月21日

疲労回復〜掃除などで快感をえる

疲労回復を考えていると、「捨てる技術」を思い出しました。むかし「捨てる技術」という本が流行りましたね。辰巳渚氏の『「捨てる!」技術』だったと思います。あれからヒントを得たのですが、捨てるなり片付けるなりすると気持ちがスッキリしますね。これを疲労回復に応用しましょう。
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捨てることや掃除、後片付け、皿洗い、洗濯などをするとまずは気持ちが穏やかになります。これは脳の機能によるそうです。このような掃除などの一定の単純作業をしていると、脳内に神経物質セロトニンが分泌されます。このセロトニンがこころを穏やかにする働きをするそうです。

お寺の僧侶の方々が朝早くから掃除をキッチリされるのも、もちろんお寺をきれいにするためですが、同時に気持ちを整えることも考慮されていると思われます。聞いた話ですが、お寺でのお掃除はある意味、悟りへの修行のひとつと考えられているそうです。沈黙の中、ひたすら目前の環境を美しくする。その過程で心の煩悩も捨て去る。そういうことができる、という考え方だそうです。

このように掃除などをしていると、セロトニンの影響で、結果として心穏やかになると思います。精神的な疲労が癒され、回復されると思います。

また同時に「掃除など」をすると、スッキリします。これは「快感」です。この快感は脳の視床下部や側座核といった快感中枢に、脳内物質ドーパミンを分泌させます。この「快感状態」は気持ちを少しでも前向きにさせます。精神的に良好な状態になります。脳が元気になります。ここでも精神的な疲労回復が図られます。

ここで私のポイントは、いっぺんにやらないことです。掃除などを一気にやらない。少しずつやる。分割してやる。なぜでしょう。これは「掃除」が楽しみだからです。掃除などが精神的な疲労回復につながるので、「楽しみ」になるのです。楽しみはとっておきましょう。掃除→疲労回復→楽しみ→「とっておく・残しておく」。いっぺんに終わっちゃたらもったいないでしょう。掃除などはちびちびやって、楽しみながら、疲労回復を図りましょう。

まぁ、掃除などはいっぺんにやろうとすると、「できない・続かない」という問題も人によっては出てきますからね。私はそうです。掃除をいっぺんにやるのはきついです。だから少しずつ刻んで刻んでお掃除に励みましょうね。
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2009年02月21日

疲労回復〜かんたん!洞窟風呂

電気を消してお風呂に入ると、よりリラックスできるというのはご存知ですか。

真っ暗闇の中、お風呂に入るのは(すべったりして)危険なので、薄明かりは必要です。しかし、できるだけ人工的な電気の光を少なくして、例えばキャンドルなどの明かりだけででお風呂に入ると、とてもリラックスできます。ゆったりと時間が流れるように感じ、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

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前に約39℃のお風呂に入ることをお勧めしました。徐々に体は温まり、副交感神経が優位になり、リラックスできます。(「お風呂は39℃で良い睡眠を」

そこでさらに電気を消してみましょう。なんかちょっと洞窟に入った気がしませんか。そうです。ずばり洞窟風呂です。いや正確には洞窟風のお風呂ですかね。温泉ランキング日本一の黒川温泉の洞窟風呂ではありませんが、自宅でもちょっとした洞窟(風)風呂が楽しめます。(ちなみに私は脱衣場の電気はつけて、風呂場の電気は消します。こうするとちょっとした間接照明風になり、薄暗い感じになります。)

ではなぜ洞窟風呂がリラックスに結びつくのでしょうか。これは目からの情報が減少するからです。薄暗いということは、視覚情報が制限されている状態です。これが脳のリラックスに良いのです。

脳へ入る情報は、視覚約80%、聴覚約4%、嗅覚などその他の感覚約16%と言われています。脳が受け取る情報の約80%は、目から入っています。これは意識的な視覚情報だけでなく、無意識的なものも含まれます。人間は朝から晩まで目からたくさんの雑多な画像情報を吸収しています。そして脳はその膨大な画像情報に翻弄されている、といっても過言ではありません。

その視覚情報を削減することが、実は脳を休ませる大変効果的な方法です。視覚情報が減少することで、脳内での神経伝達物質の分泌も減り、脳神経細胞が活性化することもありません。これは悪いことではなく、脳を休ませている状態です。脳に休息を与えることは、脳の疲労回復につながります。

もちろん洞窟風呂(洞窟風のお風呂)もお風呂ですから、その温浴効果でカラダの疲労回復に大きく寄与します。視覚情報のセーブで脳と心が癒され、温浴効果も期待できる。このように洞窟風呂は疲労回復にかなり効果が期待できます。やることはただお風呂場の電気を消すだけです。ぜひ今日からやってみましょう。その効果に驚かれることでしょう。

※参考資料:「頭のいい人の疲労解消術」、米山公啓著、永岡書店、2008年
※イラストの一部は、タカミコーポレーションフリーイラスト集の素材を利用しています。
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2009年09月08日

疲労回復〜観葉植物

近年、疲労回復に「観葉植物」が有効ではないか、と一部で注目されています。
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【自然の空気清浄器】
・蒸散作用(加湿作用)
水分が観葉植物の葉から蒸発しますが、これは観葉植物の気孔から水蒸気が大気中に出ることを意味します。観葉植物ではこの作用(蒸散作用)が盛んです。たとえばアレカヤシの蒸散作用は1日水分1リットルといわれています。

・空気浄化作用
観葉植物は以下の4つのステップで、主に空気の浄化をはかります。
@空気中の汚染物質が、観葉植物の気孔から吸収される。
A葉の蒸散作用によって空気の対流が起こるが、それで汚染物質を根へ運ぶ。
B根周辺の土壌内の微生物が、汚染物質を分解し、無害化する。
C蒸散により、水蒸気だけが空気中に放出される。
このように観葉植物は空気中の汚染物質を分解・浄化する力を持っています。

・カビやバクテリアの抑制
観葉植物はカビやバクテリアをおよそ50%抑えるという報告もあります。植物は色素や辛味成分等であるフィトケミカル(植物化合物)を放出し、大気中のカビやバクテリアの攻撃から観葉植物自身を守ります。

【視覚および脳の疲労回復】
パソコンなどIT機器の普及で眼精疲労など目を酷使する状況が多くなりました。このような眼精疲労、視覚疲労の回復に、観葉植物が有効であるとの報告があります。観葉植物をたくさん置き、見たり眺めたりすることで緊張感が和らぎ、視覚疲労の回復が期待されます。またストレスや中枢性疲労(脳の疲労)の解消にも効果があるとの報告もあります。

【マイナスイオンとアルファー波】
健康にいいとされるマイナスイオンですが、観葉植物が蒸散する際、マイナスイオンを発生させます。マイナスイオンは血液中のカルシウムやナトリウムに作用し、血液を弱アルカリ性にします。血液中のマイナスイオンが増加すると、新陳代謝が活発になり、カラダの抵抗力や自律神経の改善に役立つとされています。

また人間はマイナスイオン環境下に置かれると、脳波がアルファー波優勢になります。適度のリラックスしている状態です。観葉植物で人間はアルファ波状態になりやすくなるといえます。アルファ波状態になるとβ-エンドルフィンという脳内ホルモンが分泌されます。β-エンドルフィンは強い作用があり、別名「脳内麻薬」といわれ、モルヒネの約6.5倍の鎮痛作用があります。これがストレスを解消し、脳を活性化させ、免疫力を高めると言われています。

         ※         ※         ※

このように観葉植物は、空気浄化作用や視覚疲労軽減、そしてマイナスイオンの諸作用などで、人間の疲労回復に役立つと思われます。

※参考資料:
・「南翠園」、株式会社南翠園、http://www.nansuien.co.jp/power/#a
・「アレカヤシと蒸散作用」、有限会社グリーンフォエバー、2001年、http://www.g-forever.co.jp/areka.htm
・「空気浄化・脱臭効果の植物のある環境へ向けて」、株式会社ブルーミングスケープ、http://www.bloom-s.co.jp/rental/zinkou-r.html
・「Wikipedia:フィトケミカル」、2009年3月2日更新
・「心理的ならびに生理的指標による主としてハーブを用いた 園芸作業の療法的効果の検証」、千葉大学大学院自然科学研究科他、2006年、http://www.jstage.jst.go.jp/article/hrj/6/3/6_491/_article/-char/ja
・「Wikipedia:疲労」、2009年8月18日更新
・「マイナスイオンで健康革命」、ZENION、2005年、http://www.1htsn.com/arufa.html
・「Wikipedia:エンドルフィン」、2009年7月9日更新
・「人間の感性からデザインする室内緑化」、愛媛大学緑化感性工学研究室(仁科弘重教授)、2003年、http://www.ehime-u.ac.jp/whatsnew/shokai/research/special/nougaku/res_02/interv01.html

※写真は「写真素材 足成」の素材を利用しています。http://www.ashinari.com/
posted by 疲労回復 at 16:10| Comment(0) | 疲労回復〜精神編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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