2010年10月21日

疲労回復〜疲労と疲労感

疲労と疲労感は違う

「疲労と疲労感は違う」というと驚かれるのではないでしょうか。もちろん疲労と疲労感は非常に密接に関連しています。しかし厳密には少し違いがあります。

主に、疲労と疲労感の流れは次のようになります。

1. 人間が活動すると、様々なストレスが発生する。
2. 体内で活性酸素が発生する。
3. 活性酸素が細胞を傷つける。「疲労」が発生する。
4. 細胞から老廃物(疲労物質)が出る。
5. 血液中やリンパに老廃物が排出される。
6. 脳がその老廃物を感知し、「疲労感」を得る。

そうなんです。上記の3番が疲労であり、6番が疲労感です。ほとんど一緒ですが、ずれがあります。通常、「疲労」がまず発生し、その後、「疲労感」が感じられます。

普通の状態では、疲労と疲労感は一体なのですが、時としてそうで無い場合があります。

みなさまも学生時代を思い出してください。試験勉強を一生懸命に長時間おこなうと、大変疲れます。生理学的にも脳細胞はより多くのブドウ糖からエネルギーを得て、フル回転しています。やはり体内の細胞が一時的にある程度傷つきます。「疲労」が発生するのです。
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しかし試験本番に実力を十二分に発揮し、合格点を取ることを確信すると、疲れも吹っ飛びます。試験に成功したという「嬉しい実感」が、疲労を消すのです。

あるいはスポーツでも仕事でも人間関係でも上手くいき、成功した実感を感じると、疲労が感じられなくなります。「成功」が「疲労」を消すのです。

疲労がマスクされる危険性

これを「疲労がマスクされる(隠される)」状態といいます。実はこの状態が危険なのです。

様々な作業やストレスで、多かれ少なかれ、「細胞」は確実に傷ついています。つまり生理学的に確実に「疲労」しています。しかしある種の成功実感、期待感、達成感、楽しさ、あるいは責任感や義務感などで、この「疲労」がマスクされると、「疲労感」が感じにくくなります。

そうなると人間は実際には疲労しているのに、疲労感を感じず、「疲労していない」と勘違いします。そして仕事など様々な活動をし過ぎて、過労状態になります。過労が重なると、命にも関わる事態も最悪、想定されます。巷で見聞する過労死や突然死の一部は、この「疲労がマスクされる」ことを背景にしていると思われます。

「好事魔多し」と言います。たとえば達成感や楽しさがあるからと、調子に乗って仕事を頑張りすぎると、後でガクンと疲労(いや過労)に襲われるケースがあります。これは適度な疲労回復を怠ったツケといえます。

あるいは強い義務感や責任感も「疲労をマスクする」傾向があります。強い責任感がその人の疲労感をマヒさせるのです。生真面目な会社員が手抜きもせず膨大かつ困難な仕事を長期間続け、倒れた・・・なんて話があると思います。強い責任感が疲労をマスクするため、疲労感が感じられず、仕事を抱え過ぎてしまう。

したがって例えば、大きな充実感や責任感で、あなたが仕事に疲れを感じなくても、客観的に「疲れ・疲労」があるはずだと判断すれば、こまめに意図的に疲労回復を図りたいものです。

疲労回復は睡眠が最適

その際の疲労回復は必ず「睡眠」を軸に行うのが適切です。仮に不眠気味だとしても、身体を横にして、目を休め、体内の細胞を休めましょう。細胞を癒し、回復を待つのです。さらに睡眠によって、血液中の疲労物質が減少し、血液が酸性からアルカリ性に移行します。このような「疲労回復メカニズム」も働くのです。

間違ってもお酒やたばこ、栄養ドリンク等のみで、表面的に疲労を取ろうとしてはいけません。これでは細胞レベルの「疲労」は残り、単に「疲労感」がマスクされただけです。

必ず「睡眠」ないし「睡眠に近い状態」で疲労回復を図りたいものです。眠ることで細胞の傷が癒され、細胞レベルの疲労が減少して、疲労回復されやすくなります。

なお眠るとかえって若干の疲労感が出てくるときがあります。これは、睡眠で疲労感へのマスクが消え、本来の感覚が戻り、本来の疲労感が戻ってくる状態と考えられます。ある意味、健康な状態と思われますので、過度に気にする必要は無いと思います。

もちろん疲労感が大きい等の異常や違和感がある場合は、体内に異常等があるかもしれませんので、医療機関にご相談下さい。

※参考資料
・「話題の鶏胸肉から高濃度抽出したイミダペプチド!」、日本予防医薬(スポンサードリンク)、http://imida.me/1020imida_tv_g/
・「健療施術院」、http://www.etc-karada.com/kenryou/
・「CBC公式ホームページ>テレビ>カラダのキモチ>アーカイブ>第209回」、http://hicbc.com/
※写真は「写真素材 足成」の素材を利用しています。http://www.ashinari.com/
posted by 疲労回復 at 14:28| Comment(0) | 疲労回復〜精神編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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