2009年09月08日

疲労回復〜観葉植物

近年、疲労回復に「観葉植物」が有効ではないか、と一部で注目されています。
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【自然の空気清浄器】
・蒸散作用(加湿作用)
水分が観葉植物の葉から蒸発しますが、これは観葉植物の気孔から水蒸気が大気中に出ることを意味します。観葉植物ではこの作用(蒸散作用)が盛んです。たとえばアレカヤシの蒸散作用は1日水分1リットルといわれています。

・空気浄化作用
観葉植物は以下の4つのステップで、主に空気の浄化をはかります。
@空気中の汚染物質が、観葉植物の気孔から吸収される。
A葉の蒸散作用によって空気の対流が起こるが、それで汚染物質を根へ運ぶ。
B根周辺の土壌内の微生物が、汚染物質を分解し、無害化する。
C蒸散により、水蒸気だけが空気中に放出される。
このように観葉植物は空気中の汚染物質を分解・浄化する力を持っています。

・カビやバクテリアの抑制
観葉植物はカビやバクテリアをおよそ50%抑えるという報告もあります。植物は色素や辛味成分等であるフィトケミカル(植物化合物)を放出し、大気中のカビやバクテリアの攻撃から観葉植物自身を守ります。

【視覚および脳の疲労回復】
パソコンなどIT機器の普及で眼精疲労など目を酷使する状況が多くなりました。このような眼精疲労、視覚疲労の回復に、観葉植物が有効であるとの報告があります。観葉植物をたくさん置き、見たり眺めたりすることで緊張感が和らぎ、視覚疲労の回復が期待されます。またストレスや中枢性疲労(脳の疲労)の解消にも効果があるとの報告もあります。

【マイナスイオンとアルファー波】
健康にいいとされるマイナスイオンですが、観葉植物が蒸散する際、マイナスイオンを発生させます。マイナスイオンは血液中のカルシウムやナトリウムに作用し、血液を弱アルカリ性にします。血液中のマイナスイオンが増加すると、新陳代謝が活発になり、カラダの抵抗力や自律神経の改善に役立つとされています。

また人間はマイナスイオン環境下に置かれると、脳波がアルファー波優勢になります。適度のリラックスしている状態です。観葉植物で人間はアルファ波状態になりやすくなるといえます。アルファ波状態になるとβ-エンドルフィンという脳内ホルモンが分泌されます。β-エンドルフィンは強い作用があり、別名「脳内麻薬」といわれ、モルヒネの約6.5倍の鎮痛作用があります。これがストレスを解消し、脳を活性化させ、免疫力を高めると言われています。

         ※         ※         ※

このように観葉植物は、空気浄化作用や視覚疲労軽減、そしてマイナスイオンの諸作用などで、人間の疲労回復に役立つと思われます。

※参考資料:
・「南翠園」、株式会社南翠園、http://www.nansuien.co.jp/power/#a
・「アレカヤシと蒸散作用」、有限会社グリーンフォエバー、2001年、http://www.g-forever.co.jp/areka.htm
・「空気浄化・脱臭効果の植物のある環境へ向けて」、株式会社ブルーミングスケープ、http://www.bloom-s.co.jp/rental/zinkou-r.html
・「Wikipedia:フィトケミカル」、2009年3月2日更新
・「心理的ならびに生理的指標による主としてハーブを用いた 園芸作業の療法的効果の検証」、千葉大学大学院自然科学研究科他、2006年、http://www.jstage.jst.go.jp/article/hrj/6/3/6_491/_article/-char/ja
・「Wikipedia:疲労」、2009年8月18日更新
・「マイナスイオンで健康革命」、ZENION、2005年、http://www.1htsn.com/arufa.html
・「Wikipedia:エンドルフィン」、2009年7月9日更新
・「人間の感性からデザインする室内緑化」、愛媛大学緑化感性工学研究室(仁科弘重教授)、2003年、http://www.ehime-u.ac.jp/whatsnew/shokai/research/special/nougaku/res_02/interv01.html

※写真は「写真素材 足成」の素材を利用しています。http://www.ashinari.com/
posted by 疲労回復 at 16:10| Comment(0) | 疲労回復〜精神編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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