2009年05月13日

慢性疲労症候群

慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome)、略称CFSをご存知でしょうか。
1988年にアメリカで新しい診断基準が出され、世界中が驚いた「休息しても疲れがとれない」病気です。
「1984年には、アメリカ・ネバダ州にある人口約2万人のインクラインで、人口の約1%にあたる約200名が強い疲労などを訴えた(ネバダ・ミステリー)。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が調査に乗り出し、病名を慢性疲労症候群 (Chronic Fatigue Syndrome) とした。1988年には診断基準も作成された。」(「Wikipedia」、2009年05月13日抜粋)

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慢性疲労症候群(CFS)は一般的に、健康診断等を受けても特に病気が見つからないが、重度の疲労状態が6ヶ月以上続く状態です。さらに下記症状のうち8項目以上当てはまれば、CFSに該当するとされます。
@ 微熱がある。
A 頭が痛い。
B 眠れなかったり、眠りすぎたりする。
C のどが痛い。
D リンパ節が腫れて痛い。
E ゆううつな気分が続く。
F 関節が痛む。
G 筋肉が痛む。
H 筋力が低下する。
I 仕事をした後、疲れが長く続く。

慢性疲労症候群(CFS)はあたかも「鉛を抱えたような疲労」を長期にわたり感じる病気です。原因には、ウイルス説、ストレス説、うつ病説等がありますが、残念ながら明確な原因は不明です。免疫系、内分泌系、神経系、遺伝子系など多方面から研究が進んでいるところです。

治療法ですが、特効薬は見つかっておらず、治療法も確立していません。現状として、十分な休養、一部の漢方薬、ビタミンC、メチコバール(ビタミンB剤)、抗うつ薬、免疫グロブリン等の薬剤が有効との報告があります。また睡眠導入剤の処方、認知行動療法なども一定の効果が期待できます。ウイルスが関連している場合、抗ウイルス薬等が有効です。
         ※         ※         ※

ウイルス原因説および抗ウイルス薬の有効性という部分で、帯状疱疹ウイルスが慢性疲労の症状を引き起こしている可能性もあります。加齢などにより免疫力が低下し、体内に常在する「水ぼうそう」の帯状疱疹ウィルスが活性化する。このようなシナリオが考えられます。帯状疱疹を発病された後に慢性疲労の症状があらわれる場合、「ウイルス感染後慢性疲労症候群」と考えられます。

帯状疱疹に詳しい長沼芳和・麻酔指導医によれば、「ウイルス性疾患にかかったあと、全身の免疫が攪乱されて微熱や著しい倦怠感、さらには下痢といった体調不良が長期にわたって続くことがあります。・・・このような状態は慢性疲労症候群の一種と考えられており、ウイルス感染後慢性疲労症候群と呼ばれています。慢性疲労症候群はもちろん帯状疱疹のあとにもおこりうる現象です。」(『帯状疱疹に克つ』58ページ)

長沼博士は下記クリニックを開設されています。下記サイトをご覧になり、ご相談されるのもよいかと思います。
■長沼ペインクリニック
http://www2.odn.ne.jp/naganuma-pain/
         ※         ※         ※

また最近、頚性神経筋症候群の治療法でCFSが治った、という情報がありました。松井病院理事長の松井孝嘉博士のよると、95パーセントの慢性疲労症候群(CFS)患者が、頚性神経筋症候群の治療法で、完治したそうです。

頚性神経筋症候群の治療法ですが、下記だそうです。
「頚性神経筋症候群と診断がついたら、低周波治療や遠赤外線による温熱療法、電気鍼(はり)などで、頚の凝りや緊張をとる治療を中心に行います。また、神経ビタミンの注射をすることも。週数回の通院、もしくは入院治療でこれらの治療を続けると、1カ月程度で症状が改善し、数カ月続けることにより約8割程度が完治します。予防法としてパソコンなどに15分向き合ったら頚の後ろで手を組み、後ろに倒して30秒休憩するのもいいでしょう。」
※「えるこみ保健室」、2009年05月13日抜粋
http://hokenshitsu.sl.lcomi.ne.jp/archives/article/10643.html

詳細は下記サイトをご覧ください。
■東京脳神経センター
http://www.tokyo-neurological-center.com/
■慢性疲労症候群が治る(東京脳神経センターのサイト内)
http://www.tokyo-neurological-center.com/topics/index.html

なおこの頚性神経筋症候群の治療法に関してクリティカルな情報もあわせてご覧ください。
http://www.cnms.info/isaiah/index.php
http://akizou922.blog34.fc2.com/blog-entry-91.html

※参考資料
・『疲れ知らずの簡単な方法』、ライフ・エキスパート編、2003年、河出書房新社
・『帯状疱疹に克つ』、長沼芳和著、2006年、講談社
・『首をチェックして原因不明の頭痛、不調を治す』、松井孝嘉著、2008年、講談社

※イラストは「イラストイチバ」の素材を利用しています。http://i-ichiba.com/
posted by 疲労回復 at 15:03| Comment(0) | 疲労回復〜肉体編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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