2008年10月29日

疲労回復する睡眠〜入眠儀式

疲労回復を考える上で、「入眠儀式」というものが注目されています。その説明の前にちょっと話は変わるのですが、お付き合いください。

2008年8月11日、中国北京の国家水泳センターのセンターポールに「日の丸」がはためきました。そして荘厳な「君が代」がセンター全体に響き渡ります。北京オリンピック競泳男子100メートル平泳ぎ決勝後の、表彰式のシーンです。もちろん表彰台の真ん中には日本の北島康介選手。彼の会心の笑顔と、時より見せる目を潤ませた表情・・・。感動の一瞬です。

オリンピックの表彰式なんか無駄だという方がいます。決してそんなことはありません。表彰式は、競技に重みをもたらし、白熱した競技展開をもたらします。オリンピックゲームのパフォーマンスが上がるのです。これは表彰式に代表される儀式に、人間の心理が大きく作用することを示しています。

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睡眠でも儀式が大きな効果をもたらすという研究があります。「入眠儀式」といって睡眠医学で使われる正式用語だそうです。(吉田たかよし医学博士、日本健康教育振興協会理事長、1996年、「能力」をのばす!快適睡眠術、PHP新書)

誰でも意識的、あるいは無意識的に入眠儀式をしています。「歯を磨く」、「トイレに行く」、「寝巻きに着替える」などです。これらの儀式(ルーティーンではあるのですが・・)をすることで、心理的に安心して睡眠に入るのです。入眠儀式は脳の大脳辺縁系にある帯状回前部を刺激します。すると眠りやすい状態になるそうです。

このような入眠儀式ですが、できれば意識的に何か工夫を加えると良いかもしれません。たとえば、歯を磨くとき決まった音楽を鳴らすとか、寝巻きを着るのはベットの上で行うとか・・・。その人その人なりの少し個性的な儀式が、大脳辺縁系に睡眠命令をおくると思います。

またもし出張や旅行などでいつもの入眠儀式ができない場合は、仕方がないので、イメージだけでも行いましょう。心の中で、いつもの寝る前の儀式を行うのです。これがけっこう効果があると思われます。

あのシアトル・マリナーズのイチロー選手は、打席に入ると必ず行う動作(バットを立てるアレ)をします。これも競技パフォーマンスを最大限に出すための儀式だそうです。心理的に「スイッチ」がはいるそうです。

入眠儀式で疲労回復のための睡眠スイッチを入れたいものですね。

※イラストの一部は、タカミコーポレーションフリーイラスト集の素材を利用しています。
posted by 疲労回復 at 10:00| Comment(0) | 疲労回復する睡眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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