2008年10月18日

疲労回復〜月の明かりで良い睡眠を

疲労回復する睡眠をまた考えて見ましょう。我々の祖先は何千年、いや何万年の間、月の明かりの下で睡眠を取っていました。不眠気味の現代人も月の明かりの下で眠ることができれば、熟睡できるのではないか・・・と言う仮説もあります。
tsukitosusuki.gif
そもそも我々は脳の奥にある松果体から「メラトニン」と呼ばれるホルモンを出して、眠りにつくと言われています。夜になり光の量が少なくなると、松果体はメラトニンを生成し始めます。このメラトニンが脳の活動を抑制して、眠りを誘うのです。もちろん朝の日の光が目に入りますと、松果体はメラトニンの生成をやめます。このように光の量の大小で、メラトニンの生成が起きたり止まったりします。よって我々は夜になり暗くなると眠くなるようにできているのです。

ところが光が全くない真っ暗闇ですと、かえって眠りを妨げるということもあります。これは何かと言うと、こういうことです。

私たちは瞳孔を閉じたり開いたりすることによって、目に入ってくる光の量を調整しています。明るいところでは瞳孔は閉じます。反対に暗いところでは瞳孔は開きます。ところがややこしいのは、瞳孔を開くのは交感神経が、瞳孔を閉じるのは副交感神経が行っている点です。敵と戦うときしっかり敵を見ていなければいけません。よって交感神経優位で瞳孔は開いています。反対にリラックスして癒しモードの時には、副交感神経が優位に立ち、瞳孔を閉じています。瞳孔を閉じれば、光の量を少なくすることができるので、目の網膜をいたわることができます。目を休ませる必要があるのです。

部屋が真っ暗ですと、光がないので目の瞳孔が最大限に開きます。ここで脳は勘違いをします。脳は「瞳孔が開いているのだから、緊急事態である」ととらえ、交感神経を活性化させます。いわゆる戦闘モードに突入します。こうなると質の良い睡眠は取れません。眠りにくい状態です。

よって真っ暗ではない薄暗い暗さですと、メラトニンは出るし、瞳孔も最大限には開きません(ほどよく開く)。よって眠りやすくなります。ではどの程度の暗さが良いかと言うと、前述したように「月の明かり」くらいちょうど良い暗さと思われます。この「月明かり効果」を狙っているのが、ホテルなどでよく見かけるベッドの下などのフットライト(フットランプ)です。別名おやすみライト(ランプ)と言われるくらい、実はフットライトも良い睡眠に導くように考えられていたのです。
posted by 疲労回復 at 16:48| Comment(0) | 疲労回復する睡眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。